2010,4,12 胡椒ソバ
美味しい食べ物を見つけると自分の「舌」で味わってみないと気がすまない性分なので困ったもんだ。つまり「食いしん坊」なのかな。数ヶ月前のテレビで品川の胡椒ソバなるものを見てから気になっていたが先日ついに行く事ができた。「 麺の上前面に胡椒が載っているが辛くなく美味しい。」との事で珍しい中華麺だそうだ。
品川駅港南口を降り、テレビで見た場面の記憶を頼りに住所も電話番号もわからないが探してみた。食いしん坊の執念と言うか頑張って探した。雨が降っていたが傘を開いてさせないほど細い路地をうろうろしながらやっと見つけた中華屋さん。カウンターだけの狭い店舗は腰の曲がったおじいさん店主とその奥さんの二人で切り盛りしていた。早速胡椒ソバを注文。出てきました。 タン麺の上にとろみの具が載っておりその前面に胡椒が振りかけてあるのだ。辛くて食べられるか心配になったが思いのほか美味しくてくしゃみも出ずに全部食べてしまった。なかなかおつな味でした、ご馳走様。
この話を友人に話したら最近他のテレビにも出たらしく人気になっているそうだ。皆さんも一度ご賞味ください。

2009,8月13(木)名古屋食べ歩き(続き)
以前より名古屋地方は喫茶店のモーニングサービスが盛んである事を聞いていたので、喫茶店に寄ってから出かける事にしよう。
その日の予定は東区にある徳川美術館に行く事であった。此処は名古屋駅からは30分ほどの住宅地だ。それでは探してみようかなと美術館へ行く道沿いの喫茶店を物色してみた。ほどなく一軒の喫茶店を見付けて入る。表のメニューを見るとモーニングサービスと書いてあり入ってみた。店の雰囲気は地方の喫茶店という感じ。名古屋駅付近とは雲泥の差がある感じ。
コーヒー一杯分の料金でゆで卵とトーストがついてきたが、小学校の給食時の様にプラスチック製のお盆に卵とト-ストを乗せて運ばれてきた。見た瞬間に「失敗だったかな。」と思ったが食べてみました。
普通以下の入れ物と、普通以下のトースト。コーヒーの味もそれなりであった。少々期待しすぎたかな。(その後の調査によりモーニングサービスが盛んなのは名古屋を少し過ぎた一宮付近の喫茶店が人気があるそうだ。)
香り豊かで一口飲んだらため息の出るようなコーヒーに、茹でたての卵、そしてふっくらと厚くバターの匂う少しこんがりのトーストなら申し分ないのだがすべてその反対の味だった。
しかしおしゃれな雰囲気の味の良い店は、名古屋駅前にある数件の喫茶店が良いと言うことも調べたので次の機会に寄ってみよう。失敗は成功の元。これからも自分の足と舌を使って更に調査を続けることにしよう。
2009,8月12(水)名古屋食べ歩き(続き)
岐阜での講習会も4時30分に無事終了。明日から夏休みなので1泊して帰る予定にする。
話しは少し遡るが、実は6月14日の気まぐれ日記を読んでくれました、名古屋出身の患者さんより情報提供ありで「ひつまぶし」は蓬莱軒だけでなく他にもあるとの事。「えー、ほんとですか。」とその時の私。話を聞くとそこの店の「ひつまぶし」もなかなかの味らしい。
と言うことで今晩は、もう一軒のひつまぶし屋さんに行く事にしていた。店名は「いば昇」と言う変わった名前で場所は名古屋駅から地下鉄で3つ目の「栄、さかえ」と言う場所にあった。栄とは東京の丸の内のオフィス街と新宿と渋谷が一緒になったようなところだった。大きな銀行が立ち並ぶその横にデパートが並びその隣に飲食店通りがある。飲食店通りパチンコ屋さんの先の路地を入ったところにお目当ての「いば昇本店」があった。
のれんをくぐり入った(待つこともなく)その店は時代を30年ほど遡った雰囲気の店だった。どこを見回しても時代に残されてしまったような感じを拭えない。「こうなれば後は味で勝負しよう。もし美味しくなかったら二度と来ないぞ。」と思いながら待つ事20分。「お待ちどう様」とおばちゃんの声。「あ、ごめんなさい」昔のお姉さんの声でした。
蓬莱軒のひつまぶしの味がまだ頭の中に残っているが「さー、此処のひつまぶしは一体どんな味かな。」と考えながら縦横に分け目を入れ四分の一を取って茶碗に入れる。そして一口。「おや、これは。」そしてもう一口、またもう一口で一杯目を食べてしまった。二杯目は薬味を乗せてもう一杯。三杯目はお茶漬けにしてさらさらと一杯そして4杯目は好きな食べ方でもう一杯。あっという間に食べてしまった。感想は皮が少し「パリパリ」として香ばしくこってりとして、これまた捨てがたい味だった。甲乙つけがたいのであった。もぅ一度ひつまぶしを食べに行くとしたらどっちにも行きたいである。ご馳走様でした。
(名古屋食べ歩きまた続く。)
2009,8月12(水) 名古屋食べ歩き
先日岐阜で8月度の講習会があった。若い先生達と一緒に勉強することもいい刺激になり、やる気を奮起させてくれる。
考えがあり朝食は摂らないで出てきた。其の訳は、名古屋駅で新幹線を降り、岐阜への東海道線に乗り換えるのだが、この僅かな時間(20分)を利用して名古屋名物の「きしめん」を食べることにしていた。
新幹線ホームにある立ち食いのうどん屋さんである。「きしめん」はご存じ麺の形が平べったいのだ。
汁はしょう油味で麺の他には削り節と油揚げ一枚とネギが載っているだけのシンプルなのを選んだ。
立ち食い店とは言えこれが美味しいのだ。時間を気にしながら舌を火傷しないようにきしめんを味わったが私的には合格だったごちそう様。 (続きあり。)

2009、6月14日(日) 名古屋名物、うなぎP-Ⅱ
名古屋は美味しいものが沢山あるようだが、私が以前より一度行ってみたいと思っていたのは、うなぎ料理の「ひつまぶし」だ。岐阜での講習会の帰りに名古屋に寄る事ができたので待望の「ひつまぶし」を食べてきた。
実は今年初め頃に、東京近郊のある巨大ショッピングセンターの中のレストラン街で名古屋のひつまぶし料理を宣伝している店があったので食べたが、偽物だった。その時私はまだ1回も「ひつまぶし」を食べたことはなかったが「これは違うんじゃないの。」と言えるほどガッカリする物だった。
今回は転勤で名古屋に住んでいる娘と合流して(妻も一緒に)3人で名古屋見物をしながら行ってきた。
本物は熱田神宮のそばにある「あつた蓬莱軒のひつまぶし」だ。11時30分開店で「11時15分より注文と人数をお聞きします。」とあったので熱田神宮を早めにお参りしてから、混むと入り損なって仕舞うと思い10時45分にお店へ。今日の一番乗りであった。少し早過ぎたかなと思ったが間もなくぞろぞろと「ひつまぶし」目当てのお客さん達が集まってきた。11時15分にはもう30名以上の行列になってしまった。
日本庭園が見える窓側の席へ案内され注文をとってから出てくるまでが長く感じた。待ちに待った「ひつまぶし」がはこばれてきた。テレビ等では何回も見ていたので知っていたが、いざ自分の前にでてくると感激である。木製の器(丼)にたっぷりうなぎが入っている。他と違うのはウナギが細切りになっているのだ。さて食べ方だが、おしゃもじで縦横に4等分に分ける。別のお茶碗に最初の一杯目を盛って一口食べる。「うーん、言葉にならない」ここで簡単に「美味しい」だけでで済ませたくない感激の味である。夢中でかきこみ一杯目終了。二杯目はネギや海苔の薬味をかけて食べる、これも最初のと味が変わって「うーん、なるほど。」と言う感じ。三敗目はお茶漬けにしてサラサラと食べる。これまたおつな味。4杯目はお好みで自由に最後の一杯を味わって食べる。私は何もかけないでうなぎの味を惜しみながら食べた。
あっと、言う間の「ひつまぶし」「ウーン、旨かった。」美味しかったではなく正直な表現「旨かった」である。満腹状態。お店の外へ出るとすでに50人ほどの行列になっていた。今回少しでも並ぶのが遅かったら新幹線に間に合わなかったかも。よかったよかった。長年の夢が叶ってこれで東京へ安心して帰れる。新幹線の中では東京までグッスリだった。
2009,5月4日(祝) ウナギの刺身
「ウナギの刺身」って聞いたことがないでしょう。何故か?それはウナギの血には「イクシオトキシン」という毒になる成分が含まれているとの事で、昔から刺身などの生では食べないことになっているらしい。
しかしこれを研究の末、食べられるようにしてしまったお店があることをテレビで知った。うなぎ好きの私はテレビで見て以来、気になっていたが今回時間ができたので行ってきた。
場所は埼玉県の松伏町、東武伊勢崎線の「せんげん台」駅よりタクシーで15分程の所にあった。田んぼに囲まれた田舎町といったところだ。古民家風の作りのお店の、うなぎの「川昌」さんだ。
表に「今日は予約の方のみです」とあったしかし予約はしていなかったのである。しかし此処まで来て帰るのはちょっと悲しいかな。お店の方に頼むと「少々お待ちください。」と言われた時、丁度帰る人がいた。「席が空いたのでどうぞ。」と言われ「ラッキー」とばかりで座敷に入れた。タイミングが良いとはこの事か。
早速その「うなさし」を注文した。仕込みに10時間かかるそうで、見た目はフグ刺しの様な盛り付けで運ばれてきた。早速一口、うなぎの脂っぽさと、刺身のさっぱり感とが程良くミックスした様な初めての食感である。「美味い」である。
「うなさし」は少しだけにして「うな重も」頼んだ。これがうなぎ好きの私にはこれまた答えられなかった。まずうな重のフタを取った時そのボリュームにビックリ。一口食べて思わず「にっこり」文句なく合格だった。「此処まで来て良かった。」である。食べ終わった時に丁度2時頃。帰りはボチボチと、バスで帰ろかなと思いお店の人にバス停を聞くとちょっと遠いらしい。しばらくして「今からお昼の部が終わりで、少し時間ができるので主人が駅までお送りします。」と言われびっくり。「遠いところからわざわざ来ていただいて嬉しい。」との事で、恐縮したがお言葉に甘え駅まで送ってもらう事に。道すがら車の中でうなぎ料理の話を聞く。今日食べなかったうなぎのしゃぶしゃぶやフォアグラ焼き、など人気の料理がいろいろあるそうで是非叉行ってみたいと思った。行く方は是非車が便利です。
しかし「川昌」さんの料理に対する研究心やお客さんに対する接し方は私にも非常に勉強になった。見習うところ沢山ありだった。ありがとうございました。
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